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ダイレクトQSLの出し方


海外の局にダイレクトでQSLを請求する方法の解説

ニューエンティティーとQSOできた時など、ビューロー経由では待ち切れない時や、相手がダイレクトオンリーの時には、SASEでQSLを請求します。その際の出し方です。

用意するもの

【封筒】
封筒は、こちらからの送付用に2種類(1種類でも可)、返送用に1種類用意します。

■ 送付用
・洋形1号封筒(120 X 176)
 先進国向けに使用。
・角形8号茶封筒(119 X 197)
 南米、アフリカ、中東、東南アジアなど治安が悪い国向けに使用。
 内容物を容易に分かららせないためですので、茶封筒である ことが重要です。

※角形8号茶封筒だけでもOKです。

■ 返送用
・洋形2号封筒(114 X 162)
 相手の手間を考えて、ワンタッチ封の封筒を用意しましょう。

概ね、100円均一店で入手可能だと思いますが、万一揃わなければ、大きな文房具店で探して見て下さい。

何れの封筒も、エアメール用の封筒(赤と青で縁取されたもの)である必要はありません。
わざわざこの封筒を探さなくても良いです。

【AIR MAILシール(スタンプ)】
エアメール用の封筒(赤と青で縁取されたもの)は封筒自体で航空便であると識別されますが、一般の茶封筒や白封筒の場合は、別途、航空便としての識別を必要とします。

当局は郵便局で無料で頂けるAIR MAILシールを愛用しています。
郵便局の窓口で
AIR MAILのシールを下さい。」で通用します。
シールの場合、若干重量が増えますので、本当はスタンプなどの方が良いでしょう。

最悪、見栄えは悪いですが、手書きでも大丈夫だと思います。

※現在は、このシールをスキャナーで取り込んだ画像を封筒に印刷しています。

【IRC(国際返信切手券)】
IRCの入手方法ですが、郵便局の窓口で購入します。
「IRCを下さい」では通じないこともあるようなので、
国際返信切手券を下さい」と必ず言うようにしています。
そして必ず発行局のスタンプを押していることを確認してから受領するようにしています。

大きな郵便局でも、窓口に20枚常備していることは少ないようで、
他の窓口から掻き集めてきたり、別の保管場所から持ってきたりすることが多いので、確実に目的の枚数を入手したい場合は、事前に郵便局に頼んでおいた方が良いと思います。

【GS(1ドル札)】
円をドルに両替する方法ですが、

・ 海外出張/旅行に行く友人知人に依頼する。
・ 郵便局で両替する。
  外貨両替を取扱っている局は、郵便局のHPで検索できます。
・ 銀行で両替する。

などでしょうか。
手数料を安く済ますなら、他にも方法があるようですが、小額の両替なので、当局は気にしていません。

今までは、長期休暇に海外旅行に行く同僚を探して依頼していましたが、見つからないことも増えてきたのと、両替時期が長期休暇に限られてしまうので、最近は郵便局に切替えました。

郵便局で、「円ドル両替をしたいんですが?」と言えば、
用紙をくれますので、必要事項を記入して窓口に出せばOKです。

当局の地域では、銀行は滅茶苦茶混んでいるので、郵便局がお勧めです。

【ラベル印刷or宛名印刷ソフト】
字に自信がない当局はラベル印刷ソフトを利用して宛名を作成しています。

これは、当局が現在使用しているラベルです。
ソフトはそれぞれの好みがありますので、ご自分に合うソフトを見つけて下さい。

プリンターが対応していれば、封筒に直接印刷した方が重量軽減で良いでしょう。

勿論、先進国向けに出す場合、宛先や自分の住所を手書きで書いても構いません。
ただし、治安が悪い国向けには、ビジネス風を装う必要がありますので、手書きはNGです。

※現在は、プリンターを新調したので、封筒に直接印刷しています。


ダイレクトQSLの出し方

先ずは相手の情報を調べなくてなりません。
これは勿論、今やスタンダードとなった、QRZ.COMを利用します。
調べるものは、QSLマネージャーの有無、宛先・宛名、IRC or ドル、などです。
そこに書いてある内容を、よ〜く読みましょう。
勿論、英語で書いてあって分からないですが、
http://www.excite.co.jp/world/
こんなところを利用して、翻訳をしてもらいます。
翻訳サイトは色々ありますので、ご自分にあったところを見つけて下さい。
ちなみに、当局が利用している上記のサイトは、しょっちゅう意味不明な日本語にしてくれます。(^^ゞ

さて、それでは封筒を仕上げましょう。

送付用封筒に、相手の宛名、自分のアドレスのラベル、AIR MAILのシールを貼り付けます。

当局の場合、相手の宛先・宛名はQRZ.COMをそのまま、ラベルソフトにコピペしてしまいます。
非常に楽チンで、間違いがないからです。
先進国向けは、宛名に相手のコールサインを併記して出すことが多いです。
治安が悪い国向けは、内容物を悟られないように、宛名にコールサインは絶対に書きません。
ちなみに相手の国名には日本語も併記しています。
国内の郵便局の窓口で、料金を間違えられないためと、正しく相手国向けに仕分けされるためです。

返送用封筒に、自分のアドレスのラベル、AIR MAILのシールを貼り付けます。
  
返送用の自分の宛先のJAPANには赤でアンダーラインを入れて目立たせます。
→ 相手国からは、日本向けに仕分けされることが一番大事なこと  です。
また、自分の宛先・宛名には、日本語の表記、コールサインを併記しています。
→ 日本まで無事に辿り着いたら、日本の郵便局員さんが配達す   るのですからね。
国内で配達先不明では洒落になりません。

送付用封筒に、上で作った返送用封筒、IRC or GS、自局のQSLカードを入れます。
  
IRC、GSどちらでも良い時は、為替レートを勘案して決めます。
概ね、1ドルならGS、2ドルならIRCとしています。
それと肝心な自局のQSLをお忘れなく。(^^ゞ

※現金を郵便で送ることは法律違反です。
 GSを封筒に同封するかどうかは自己責任でお願いします。

送付用封筒の封をして、出来上がりです。

自分で重さを量って、切手を貼って投函しても良いですし、郵便局の窓口に持って行って出してもOKです。
先進国向けには、記念切手でも貼って出すと喜ばれるかも知れませんが、治安が悪い国向けは、あくまでもビジネス風を装うため、切手ではなく窓口で証紙(シール)をお願いしましょう。
切手を貼らずに窓口に出せば、ほぼ間違いなく、証紙(シール)になります。切手にしますか?と聞かれるのは、極まれです。


それでは皆さん、FB DX!

   
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